旅の間お世話になる、クレジットカードとVISAデビットカード
先日、申し込んでいたSonyBank WalletとPriority Passが届き、これでようやくカードは全て揃いました。
私が持っていくのは以下の通り、クレジットカード4枚(AMEX:1, VISA:2, MasterCard:1)とVISAデビットカード1枚(右上)、あとPriority Passです。
ゴールドカードが多く、多少調子に乗っているようですみません。。
ただ、楽天は年会費を払う必要がありますが、それ以外のゴールドは前働いていた会社の福利厚生で年会費無料なのでこりゃラッキーと作っていただけです。
むむ、それはそれで調子に乗っているか。。
なんでこんなに持っていくの?イキってるの?バカなの?と思われるかと思いますが、結構色々考えた上で決めました。
まだ検討中の方の参考になるところもあるかもしれないので、ただの見栄っ張りに思われないよう、簡単にですが私が考えたポイントを説明しておきます。
保険費用の節約
1番の理由はこれです。どうしても高くなる海外旅行保険を少しでも抑えるため、私はクレジットカードの付帯保険のみで最初の3ヶ月を過ごす予定です。
詳しくは前回のブログで書いていますが、カード4枚あれば病気や怪我でも900万円までなら補償されるので両足くらい折ってもOKでしょう。
このような付帯保険の利用を考えている人でなければ、国際ブランドがVISAかMasterCardの、 キャッシングが可能なクレジットカードを2枚(盗難、紛失を考えて)用意しておけば何も困ることはないはずです。
ちなみに:国際ブランドとは
たまにどのクレジットカードを持っているかと聞かれてVISAカード、と答える人がいますがそれは正しくないです。
VISAはクレジットカードを発行している会社ではなく、クレジットカードが使えるよう決済システムを提供している会社(アクワイヤラーと言います)=国際ブランドです。
上の写真のとおり、クレジットカードの右下や右上らへんによくどの国際ブランドかは書いていると思います。
実際にカードを発行している会社(イシュアーと言います)が三井住友カードであったり、クレディセゾン、楽天カードといった会社ですね。
なお、主な国際ブランドは以下になります。
- VISA
- MasterCard
- JCB
- AMEX
- Diners Club
※JCBとAMEXは国際ブランドであり、かつカード発行会社でもあります。
海外旅行に行く際に、この国際ブランドが少しだけ大事になります。
なぜならばそれぞれの国際ブランドの決済システムが利用できる加盟店の数や地域に差があるからです。
例えば、JCBは日本発の国際ブランドであるため、国内では加盟店の数が多い(クレジットカードが使えるお店ではほぼ使える)ですが外国は少ないです。
こうした観点から、国際ブランドは世界シェアNo.1のVISA、No.2のMasterCardから選ぶのが無難です。
MasterCardはヨーロッパに強く、VISAはアメリカに強いなども聞きますが、実感としてはあまり差はなくどちらか片方あればどこでも問題ないと思います。
空港ラウンジの無料利用
私は楽天以外のクレジットカードは元から持っていたのですが、退職前に楽天プレミアムカードを追加で申し込みました。
付帯保険の補償額を上げたいというのも少しありましたが、それ以上に楽天プレミアムカード保有者が無料で申し込めるPriority Passが欲しかったからです。
Priority Passは結構有名らしいのでざっとしか説明しないですが、世界中850箇所以上の空港のラウンジを無料で使えるカードです。
ラウンジにはお酒やシャワーも付いていたりします。単体で申し込むと399ドル/年です。
きっと空港にはよく行くことになると思うのでこれ目当てです。
なんとなくあった方が良い気がしたデビットカード
クレジットカードさえあれば、ショッピング時の支払いはもちろんですが、現地通貨の入手もATMでのキャッシングを行うことにより、 日本円の両替を普通にするより低い手数料で出来るので国際キャッシュカードやデビットカードは不要です。
ですが、なんとなく外国でも使えるキャッシュカードは持っておかないと不安だなーという日本人的発想があり、1枚申し込みました。
申し込んだSONY Bank Walletは、今年から開始したVISAデビットカードですが、デビットカード、国際キャッシュカードの中では頭一つ抜けて素晴らしいです。
なんだったらショッピング時はクレジットカードよりも手数料はかなり少ないです。
ちなみに:VISAデビットカードと国際キャッシュカードとは
両者とも国際キャッシュカードとして、海外ATMで預金口座から現地通貨を下ろすことは出来るのは一緒です。(当然口座にお金が入っている必要があります。)
加えてVISAデビットカードは、VISAカードが使えるお店では一回払いでのカード払いが可能です。ただし、クレジットカードと違いその時点でお金が引き落とされるため、口座にお金が無ければ使用できません。
このように、両者とも預金以上にお金を使うことができないので、クレジットカードのように審査は必要ないため無職でも学生でも作ることが可能です。
現在、VISAデビットカードは12の銀行が発行しています。国際キャッシュカードは段々減って2銀行のみのようです。
※なおMasterCardのデビットカードは日本にないですが、JCBのデビットカードはあります。
メインの使い方
ショッピングについては、クレディセゾンAMEXを使う予定です。海外利用でポイント2倍になるカードなのでマイルを貯めようかと。。
ただし、SONY Wallet Bankの方が手数料はお得です。マイルを取るかキャッシュを取るか、、悩ましい。
なお、それぞれの支払い例は以下に纏めてみました。
現地通貨の入手については、クレディセゾンAMEXか三井住友VISAでのキャッシングをメインで使う予定です。
クレジットカードでのキャッシングの方が、SONY Wallet Bankでの引き落としよりお得だからです。こちらはめんどくさいので今回は詳細は省きますががが。
※楽天プレミアムカードのキャッシングは返済方法がリボなので使いません。(まあリボ上限上げれば問題ないですが。)
例:AMEXのクレジットカードで100ドルの物を買う時
① 100ドルを日本円に換える交換レートの確定(交換レートはAMEXの定めたルート)
② 海外利用にかかるコスト(為替手数料)として、2.00%をプラスしたレートで円換算
※国際ブランド毎の為替手数料
VISA, MasterCard:1.63%
JCB:1.60%
AMEX:2.00%
Diners Club:1.30%
AMEXの交換レートが1ドル=100円だった場合は、10,200円が請求されるということですね。
なお、為替手数料だけでなく、交換レートも影響するのでひとえにどこの国際ブランドのクレジットカードがよいとは言えませんが、
こちらによると、MasterCard, VISA, JCB, AMEX, Diners Clubの順で、手数料が少なく済むようですね。
まあ誤差っちゃ誤差ですががが。
例:SONY Bank Walletで100ドルの物を買う時
① 100ドルを日本円に換える交換レートの確定(交換レートはVISAが定めたレート)
② 海外利用にかかるコスト(為替手数料)として、0.15%をプラスしたレートで円換算(為替手数料は通貨により変わる。ドル、ユーロは0.15%、他も超低い)
VISAの交換レートが1ドル=100円だった場合は、10,015円が請求されるということですね。
※他のデビットカードは為替手数料3%くらいが多いです。
また、SONY Bankはドルやユーロ、ポンドなど10通貨について外貨預金出来ます。外貨預金があった場合、為替手数料は0なのでさらに安くなります。