アンナプルナBCトレッキング5日目①Sinuwa - Machapuchare Base Camp
朝5時過ぎ。
目がさめる。
ふくらはぎの痛さが消えていないのにがっかりする。
喉の痛さも取れていない、鼻も少し詰まっている。
筋肉痛+風邪だ。
シヴァパワーは関係なかったようだ。
ゴロゴロした後、6時半頃に起きホットレモンを頼む。
7時20分頃、ポカラのおっちゃんの教えを思い出しガーリックスープも頼む。
泊まっていたロシア人が、アサが育ってると嬉しそうに教えてくれる。
Chomrongでは大規模に育てているらしいが、これは自生だろう。嗅いでみたけど特にわからない。
今日の一応のゴールはDeuraliの予定。看板によれば7時間ほど。
何となく考えている計画では、翌日MBCに泊まり2日後の朝にABCに行き、帰る。
Sinuwa - Bamboo : 2時間
Bamboo - Dovan : 1.5時間
Dovan - Himalaya :2時間
Himalaya - Deurali : 1.5時間
Deurali - MBC : 3時間
MBC - ABC : 1時間
8時15分。
出発。
筋肉痛はがっつりあるけど、昨日みたいに歩くペースに影響はなさそう。
途中で会ったアメリカ人は、今日中に景色の良いMBCまで行くと言う。
僕は無理そうだからDeuraliまでのつもりと言うも、このペースなら行けるよ、と彼。
9時20分。
Bambooに到着。
看板には2時間と書いていたから早いペースで歩けている。ラッキー。
アメリカ人の言った言葉を少し本気で考え出す。
10分休憩し出発。
10時20分。
Dovanに到着。
早いペース。コンディションは良くはないけど気にならないレベル。
先に出た中国人カップルが休憩している。へへ、追い付いた。
少し話し、彼らが高級飲料レッドブルを飲んでいるのを横目に先に出る。
今のところいい天気。道も悪くない。
途中で3人組(+ガイド)を追い抜く。
彼らも今日MBCまで行くと言う。むむむ。
11時40分。
Himalayaに到着。
相変わらず看板の倍のペース。やるやん。
このままだと14時くらいにはDeuraliに着けてしまいそう。
今朝ABCに行っていた人が休憩していたので少し話す。
彼女はDeuraliに1泊し、ABCに1泊したらしい。MBCの標高は高いし、あまり無理して今日行かない方が良いかも、ABCは日の出だけでは無く1泊する価値があるとのこと。
むむむ、どうしようかな。Deuraliに着いてから考えよう。
取り敢えずサンドイッチとホットジンジャーレモンティーを頼む。
そうこうしてると、追い抜いた中国人カップルとさっきの3人組にまたも再会する。
3人組の一人、ドイツ人のフィンが話し掛けてくる。
日本の漫画好きの彼。遠藤です、と自己紹介。
フィンはフランス語ではEndと言う意味だから、もじって遠藤とのこと。日本のおっちゃんには掴みはまあOKだろう。
彼は4日後にカトマンズのフライトを予約しているので、今日だけで標高1780mのJhinuから3700mのMBCまで行くらしい。ダイモックスを飲みながら。
12時20分。
出発。
気が付けば山肌から木々が減っている。
道も細い箇所が増え、さっきまでクリアだった視界が数分で悪くなる。
今まで見てきた川とは雰囲気が変わり、荒々しい自然が剥き出し。
怖いような楽しいような不思議な気分で歩く。
13時半。
Deuraliに到着。
時間も早いので、のんびり休憩をする。
またしてもHimalayaで会った皆に追いつかれる。
フィン達と話す。
よし、彼らと今日中にMBCへ行こう。そして翌朝カメラだけでなくバックパックも持っていきABCにも泊まろう。そうすれば夜景も日の出も二度見るチャンスがある。高山病は50円で買ったよく分からない薬もあるし大丈夫だろう。
14時10分。
出発。
圧倒的に荷物のサイズを間違えている彼女はすぐ遅れ出す。
何度かいい格好をしてバックパック交換しようかと言うも、あと少しだから、と頑なな彼女。
その後、かなりの石段を見て硬直していたのを横目に先に進む。
石段を終えたところで皆で待っていると、ガイドとバックパックを交換した彼女が現れる。
もやったり雨が降ったり晴れたりする中を歩くこと2時間。さすがに足が痛いがようやくMBCに到着。
Snuwa : 8:10, 2360m
MBC : 16:00, 3700m
16.2km